★ バルトの旅を終えて ★


 

 ラトヴィアとリトアニアを訪れた今回のバルトへの旅は、とても充実したものとなり満足しています。 休館日に無理矢理中に入ったツェーシスの古城、緑の中に悠然とその姿を見せるスィグルダのルンダーレ城、絵に描いたようなトラカイの湖に浮かぶ城、そして落ち着いた街並みのリガ/ヴィリニュス、それらの風景が思い出されます。

 旧ソ連邦ということで少し先入観がありましたが、実際に訪れたこれらの国はロシアとはまったく異なるイメージで我々を迎えてくれました。
観光化されていない素朴な自然の中の古城、中世ヨーロッパの雰囲気を今なお残す街並み、日本で時間に追われ働く我々に、バルトの旅は夏のそよ風のような快い刺激を与えてくれました。
 
 
 いつもはほとんど雨に降られない我々が、今回の旅では特にリトアニアでは連日雨に降られました。 でもこの雨がおもしろく、急に激しく降ったかと思うとあっという間にあがり、太陽が眩しい快晴となります。
ホテルで「今日の天気予報はどうですか?」と聞いたところ、フロントのおばさんが楽しそうに「そううねえ、晴れたり・・曇ったり・・雨が降ったり・・また晴れたり という天気だわよ」と言っていたのを思い出します。 これを聞いたときは、「何だ、適当にいかげんなことを言うんじゃないぞ」 と頭に来ましたが、今思うとリトアニアの天気は毎日こんな調子なのでしょう。

 リトアニアはLIETUVAと言いますが、これは「雨の降る国」という意味らしいです。 道理でよく降る訳だ。


 バルトの旅から戻って、ヴィリニュス大学で買った絵を玄関に掛けました。 そして休日には、これもヴィリニュス大学で買ったヨーロッパ地図を広げて、「次はどこへ行こうかなあ」 といろいろ考える幸せな時間を過ごしています。
 
 今回は行けなかったエストニアにも機会があればぜひ行ってみたいと思います。
 
 
 

・・・・・・・・ The end

再びヴィリニュス


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