1.全員に配られるスリッパの品質が向上した。
昨年はぺらぺらんのビニールであったが今回は布製になっており、くつべらまでついている。
2.メニューに趣向が凝らしてあった。
カラー印刷で裏表の表紙にロシアの著名作曲家のイラストとその作品のスコアの一部が印刷されていた。
イラストは和田誠的なもので楽しめる。 メニューと作曲家の関連は不明であったが後日飛行機のニックネームがその作曲家であることが判明した。
飛行機に自国の作曲家のな名前をつけるとはロシアも洒落ている。
3.枕が置いてなかった。
昨年は最初から席にあった。
噂に聞いたマトリョーシカ人形は配られず、サービスも「まあ普通」で1台のテレビが故障で使用できなかった点、毛布が相変わらずゴワゴワであった点、機長の日本語が原稿棒読みであった点、食事のフォーク・ナイフがプラスチックで悲しかった点を除けば特に問題はないと感じた。 スチュワーデスも太いおばさんではなくて若いミニスカのお姉さんだった。 席は当然エコノミー。
モスクワではトランジットホテルに一泊しなくてはならないが、事前に入手した情報により「一度は体験したいホテル」に向かう心の準備は出来ていた。
シェレメチェボ空港の21番待合室で30分待たされてからトランジットカウンターでホテル単位に分けらた。 この便の乗客でブカレストに行くのは3名で、この3名が「ホテル シェレメチェボ2」に行くことになった。バスが来ないとのこで待つこと1時間以上、やっと来たバスで目と鼻の先にあるホテルへ向かった。 バスの乗車時間は2分程度。
ホテルの裏口近くにバスは止まり、裏口から入ると小さな受付がある。 そこで部屋のキーを受け取りエレベータで7階の部屋へと行く。 このホテルでは正面玄関からの入場者と私のような裏口からの入場者が出会うことは出来ない。 受付/店/エレベータ/部屋等がまったく独立しているからである。 要するに同じ建物の中に2つのホテルが存在しているのである。 裏口ホテルはビザを持たないトランジット客専用のもので、「シェレメチェボ監獄」という旅行者もいるほどの悪名高い場所である。 正面玄関のホテルは多分ロシア人を対象としたホテルと思われる。
部屋で夕食券をもらっていないことに気づき7階のデジュールナヤに聞くと1階の受付でくれると言う。 再び1階の受付で要求してやっとそのあたりの紙になにやら手書きした怪しげなミールクーポンなるものがもらえた。 何故最初のチェックインの時に渡してくれないのか不思議である。
夕食は6階のBarでとった。 テーブル4つの小さな場所でメニューはウインナー2本とマッシュポテトの1皿と2切れのパンそれにTeaでおしまい。 翌日の朝食は例の1階受付で「朝早くの出発だから用意できない」とのひとことであった。
ツインルーム、バストイレ付き 一泊6,000円/人の部屋は一応テレビもありお湯も出た。 (ただし濁っている。 それに赤が水で青が湯という直感とは逆の機能の蛇口で驚いた。 そういえば昨年ロシアを旅行したときに「赤が水、青が湯」と覚えた記憶があるのでロシアは日本と逆なのだと納得してしまった)
このホテルは真上を飛行機が飛ぶらしく飛行機通過時には「ゴー」という音に続き部屋の窓ガラスが「ビリビリ」ときてそのあとに「ピヨピヨ」という奇妙な音が続くのであるが、これが夜中もずっと続く。 初日から寝不足になってしまう。
翌朝は7時に起こされ1階に集合、30分待たされてバスが到着してまた裏口から2分かかって空港着。 ここからブカレストのオトペニ空港へは特にトラブルもなく到着した。
・・・・・・・・ to be continued
ご意見は hiro_homepage@ab.auone-net.jp まで
Copyright (C) "HIRO" 1997-1998