リュブリャーナ空港に最初に着いたときに、バスの運転手のおじさんにホテルまで送ってもらった。 このおじさんに数日後にまた会ってしまったのだ。
再会は、数日後のレンタカー返却後であった。
鍾乳洞巡りを終えて車を返却するのが日曜であり、市内の事務所は閉まっているとのことで空港事務所に返却することにしていた。 無事チェックインした後、市内のホテルに戻るためにまたバスに乗った。 今度はレギュラーバスに乗ろうと思うが日曜でもあり2時間待ち、これはたまらんとちょうど停まっていたアドリア航空のバスに乗り込んだら何と同じ運転手のおじさんだった。 再会の挨拶とまたこのバスに乗る事情を説明する。
バスに乗り込んでしばらく待っていると、「実はまたスコピエからのフライトが遅れている・・・」と本当に困った顔。 これにはもう笑ってしまった、数日前とまるで同じ展開ではないか。 我々としてはホテルのチェックインも済ませていたので数日前とは違って穏やかな気持ちで今回は文句も言っていなかった。
しかしこのおじさんは、何とバス代の一部を返してくれたのだ。 市内まで一人1,000SITの料金で2人分の2,000SITを渡すと、「これは私からの気持ちだ、コーヒーでも飲んで下さい」と言いながら500SITを返してくれた。 やっぱりこのおじさんはとても良い人だったのだ、と思いほのぼのとした気分になった。
しかし、このアドリア航空のバスはスコピエからのフライトが遅れる度にガラガラのバスを走らせて商売として大丈夫か?、あの親切な運転手のおじさんの給料はちゃんと出るのか? などど心配してしまう我々であった。
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