初めての海外一人旅はスペインだった。　出かけるときは「昭和」だったが帰国したときには「平成」になっていて成田空港で「旅行中に年号が変わりましたが感想は？」とインタビューされたのを思い出す。 　マドリッド、グラナダ、コルドバという初心者コースをぶらぶらと回った旅は、何もかも初めての経験であり、海外もおもしろいものだという認識を決定づけた思い出深いスペイン旅行から１０年以上が経過したことになる。　この私の旅の原点とも言える旅行の地「スペイン」を再び訪れようと思った。 　最近日本でもポピュラーになっているスペインであるが、旅のテーマである「脱日常」を考え、北部地方をレンタカーで旅することにする。　 カンタブリア地方からアストリア地方を通りレオン、そしてレオンから「巡礼の道（カミーノ・デ・サンチアゴ）」を通り、ガリシア地方の巡礼の終着地サチアゴ・デ・コンポステーラへとドライブする計画をたてた。　その後、最初のスペイン旅行のときには時間の都合で行けなかったセゴビアにも足を延ばすことにした。 　前回の旅行は貧乏旅行で安いオスタルに泊まってばかりだったのだが、今回は噂に聞くスペイン国営ホテルである「パラドール」にも泊まってみることにした。 　日本からFAXでパラドールの予約を済ませ、レンタカーと航空券の予約もＯＫ。　 ミシュランの道路地図も買ったぞ。　さあ、準備は万端、スペインへ出発だ！ ・・・・・・・・ to be continued スペインに戻る ご意見は　hiro_homepage@ab.auone-net.jp　まで Copyright (C) "HIRO" 1997-2000