Leon
レオンは大都会だった。 街に近づくと交通量が増えて渋滞となってきた、と思ったら車は市街地へと突入していたのだ。 山道の快適なドライブに慣れた運転にはこの市街地の運転はきつい。
車を適当な道路脇のパーキングエリアに止めてから街の探索に出かける。 適当に歩いていたとき、細い道の先から突然視界が開けたと思ったら大きな広場の中心に大聖堂があった。 これは驚きだ! 想像以上に大きな大聖堂だった。
この大聖堂はすごい。 ゴッシク様式の壮大な建物が街の中心に堂々とそびえている。 とてもバランスが良く、どの方向から見てもきれいにまとまっており知的な美しがある。 夜になればこれがまたライトアップされてまた違う凄さがあることがその日の夜になってわかるのである。
大聖堂近くの小綺麗なホテルを見つけて、地下に駐車場があることを確認してからチェックインした。 あとからかなり高級なホテルであることが判明し少し反省する。
ホテルで一休みしてからパラドールへと行ってみた。 街外れにあるこのパラドールはスペインでも有名とのことだったが、堂々とした建物で私の想像をはるかに超えた存在だった。 サンティリーナ・デル・マルやフェンテ・デで見たパラドールとは全然違うぞ。 建物の大きさがまったく違いここレオンのパラドールは博物館のように巨大。 中をくまなく探検したが、驚きの連続でとても言葉では言い表せない感動を味わった。 単に高級ホテルというのではなく建物それ自身が歴史的に重要な存在で(サン・マルコス修道院の一部が現在のパラドールとなっており、中庭には美しい回廊がある)、建物の内部を歩いているだけで歴史の重々しさを感じる。
我々が予約しているサンチアゴ・デ・コンポステーラのパラドールへの期待が大きく膨らんだことは当然である。
夜になって大聖堂のライトアップを見に行った。 大きな大聖堂は見事にライトアップされており幻想的な雰囲気だった。 観光客は夜も遅いこんな時間ではあるが、この大聖堂を見ながらカフェでのんびり寛いでいる。 スペインらしい時間の流れを感じる。
しばらくこの美しい大聖堂を眺めてから、ようやく閉店の準備が始まったカフェを後にしてホテルへ戻った。 長時間ドライブの疲れもあって快適なホテルのベッドで就寝。
翌朝はゆっくりと起きた。 大聖堂のステンドグラスを見に行く。 このステンドグラスは立派なものだ。 建造当時そのままというステンドグラスは光によって色が微妙に変化する。 朝の光線しか見ていないが特に青が美しいと感じた。
レオンには大聖堂、パラドールの他にもうひとつ見なければならない建物がある。 ガウディの「カサ・デ・ボティネス」は大聖堂のすぐ近くのメイン通りにあった。
周辺の建物と比べると独特の雰囲気がある。 はっきり言って浮いている感じがした。
・・・・・・・・ to be continued

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