★ ブルガリアでの食事 ★


 ブルガリアというとヨーグルトを連想する。 確かに朝食にもデザートにもヨーグルトは登場するが、日本で売っている「ブルガリアンヨーグルト」に近い味がほとんどで期待した程の新鮮な発見はなかった。
最初に食べてその味が気に入り、行く先々で注文した料理は以下の2種であった。

ショプスカ・サラダ■ ショプスカ・サラダ ■
トマト、キュウリ、ピ−マンなどの野菜サラダであるがその特徴は野菜の上にヤギのチーズが多量にふりかかっている点である。 このチーズと野菜を一緒に食べると口の中で何とも言えないハーモニーを醸し出すのである。 これは病みつきになった。

■ カバルマ ■
豚肉と野菜を中心に煮込んだ料理で店によって味が微妙に違う。 時間はかかるが出来たての熱いカバルマはたいへん美味しい。
我々はどこへ行っても「ショプスカサラダ&カバルマ」をオーダーして出てきた料理を前に、「昨夜の店の味とどう違う、どっちが美味しい」 などど熱い議論をするのであった。

ビールは同一銘柄のブルガリア産のものが出てくる。 ライトで結構旨い。 このビールにあうのが「ケバプチェ」と「キョフテ」である。 ケバプチェは細長い肉ダンゴ、キョフテは小さなハンバーグで味はほとんど同じ。 強い香辛料と辛い味付けで、個数を言って注文するとメインデッシュの皿の横の方に盛られてくる。(最初にケバプチェを注文したときは何で個数を聞くのだ、一人前に決まっているだろう思い「1」と言うと怪訝な顔をされた。 出てきた料理にケバプチェがないので文句を言うとメインディッシュの隅を指されてその正体を理解するに到った) 両方ともビールとの相性が非常に良い料理であり、ルーマニア料理のミティティにも似ているような気がする。

他の印象的な食べ物は屋台で売っているパンである。 ハンバーガーのようなものでキョフテみたいな肉など自分で材料を指定するとそれをパンに挟みホットサンドにしてくれる。 これも大変おいしかった。 歩きながらみんな食べていたのが印象的。

ワインに関してはメルニックの赤を楽しみにしていた(実際にもメルニックで堪能した)ため他の場所ではあまり飲まなかった。 不思議なのはあんなに有名なメルニックワインがソフィアのデパートや空港で全く売ってなかったこと。 これはメルニックがあまりに山の奥にあるため現状の流通事情では無理があるのかとも考えたが、昔のメルニックの人はキャラバン隊を編成して外国にまで売り歩いた話を聞いたあとだけに何か別の事情があるのであろうとも思う。 メルニックで購入した6本のワインは重い荷物になったがその「現地で購入」という判断は結果的に正しかったことになった。

・・・・・・・・ to be continued

ソフィア市内 YESとNO


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