ポブレ修道院に別れを告げ、高速道路をひた走り大都会バルセロナへと向かう。 サービスエリアでゆっくり休憩しながらマイペースで走り、どんどん複雑になる標識に従い分岐を何度も繰り返してやっとダウンタウンに突入して渋滞に突っ込んだ。 大きなロータリーを苦労して走りぬけてからやっとホテルを発見し、地下駐車場へ車を放り込むことが出来た。
ホテルにチェックインして一休みしてから、まだまだ明るい街へ出かけていった。 ガウディ作品巡りに出発なのだ。
最初に「グエル邸」へと向かったが、それらしき建物がないぞ! なんと工事中で建物全体がカバーで覆われていたのでわからなかったのだ。 我々と同じように地図やガイドブック片手の観光客がグエル邸を探して右往左往していた。 屋上部分に少しだけガウディらしい建造物を見ることが出来たが、楽しみにしてただけにとても残念であった。
次に向かったのは「カサ・カルベ」、ガウディが設計した集合住宅であるが他の超個性的な建物と比べるとずいぶん「普通」の感じがした。 観光客も全然いなくて知らなければ通り過ぎてしまうだろう。
次は「カサ・バトリョ」、この建物は道路に面した場所にあったが大勢の観光客が押し寄せていたのですぐにそれとわかった。 それにしても目立つ建物だ、見れば見るほど普通じゃぁないと感じる。 2000年にもコミュラス、レオン、アストルガというスペインの町でガウディ設計の建物を見てびっくりしたが、このカサ・バトリョは更に衝撃が大きかった。 中に入ることができたが、あまりに高い入場料にびっくりしてしまいその金額を支払う勇気が出ないまま、この世にも奇妙な建物をあとにしたのであった。
そして、有名な「カサ・ミラ」へと到着。 この建物も交差点の角にあり非常に目立つ、そして特異な雰囲気を周囲に撒き散らしながらその存在感を誇示している。 ここでは長い行列が出来ていたので入場を諦めて1Fのガウディショップを冷やかしただけで満足することにした。 ショップではものすごい種類のガウディグッズが販売されており驚いた。 ガウディの名前だけで莫大な金がここバルセロナに落ちていることを実感したが、晩年は完成を見ることができないとわかっていたサグラダ・ファミリアの建設に寝食を忘れて没頭し、最後はぼろぼろの格好で市電に轢かれて死んでしまった設計者本人がこの現状を見たら、いったいなんと言うのだろうか? と考えながら、楽しいガウディ作品巡りを終了した。
まだまだ見たいところがたくさんあったが、あまり欲張っても仕方ないと諦めることにした。 ホテルに戻ってから夕食のために外出。 この旅の最後の夜となったが、前日に思いがけず豪華ディナーを楽しんでしまったので、最後の夜ではあったが夕食は軽くすませることにした。 ホテルの近くで地元の人達で賑わうビヤレストランで、タコやイカなどをつまみにして美味しいビールを味わった。
・・・・・・・・ to be continued

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