本日も快晴。 今日は泳ぎにゆくぞ。 朝食を済ませ水着に着替えて意気揚々と出かけた。 旧市街のルザ広場の時計台近くのハーバーから出ている乗合い船は、往復で15Knだった。 船は観光客で満員、向かう先は700m程沖合にある無人島「ロクルム島」だ。
島に着くと乗客達は慣れた感じで歩いてゆく。 良くわからないままついていくとビーチに出た。 しかしこのビーチは全部岩場で普通の砂浜を想定していた我々にとっては少々厳しい状況となってしまった。 ビーチの岩に白い手すりが数カ所取り付けてあり、ここから海に入るのだが波はかなりあり1m先はもう足が届かない深さなのだ。 結局この島の2個所のビーチへ行ったが同じような状況で、慣れるまで少し大変だった。 何故大変なのかというと、海へ出るときはザブンと飛び込めばよいが戻ってくるときに白い手すり直前まで泳いできてそれから手すりに辿り着くまでの一瞬どこに岩があるかわからないのだ。 結局手すりを掴む前後に波で体が動くこともあって足や膝が海中の岩にぶつかってしまうのだ。 私は結局足の指と膝に擦り傷をつけてしまい、特に足の指の傷はしばらく血が止まらない程だった。 ああ痛かった。
ハイシーズンなのにビーチは(日本の海水浴場の感覚から言うと)ガラガラで思う存分海水浴を楽しむことが出来た。 思えば数年前にブルガリアのネセベルという街に行ったときに黒海で泳いで以来久しぶりの海水浴だった。
ついに「アドリア海で泳いだ」という満足感に浸りながら、この静かで美しい海に大の字で寝そっべって浮かんでいると(ここの海は塩分が多くてとても体が浮きやすい)幸せな気分でいっぱいになる。 まさにサマーバケーション、脱日常を実感する瞬間だ。
船で旧市街へ戻るが久しぶりに泳いだので疲れてしまった。 部屋に戻り昼寝をするしかない。
昼寝で体力を復活させたら空腹に気付く。 今夜はどこで食事しようか? 食事も旅の楽しみである。 2日間は旧市街で食事したので今夜は場所を替えてバスセンター近くのLonely Planetに紹介されていた店へ行くことにした。 まだ早い時間で客も少ない店のオープンテラスの一番良い席を確保した。 申し分ない料理で、その値段は旧市街のレストランに比べて確実に安い。 旧市街は予想通りツーリストプライスだったことがここで判明したのである。
このツーリスト向けに高めに設定された価格については、初めての街ではそれがそうと最初はわからない。 日本の半額程度で安いと思い喜んでチップを弾んだ店が、あとから時価の倍の価格設定(ツーリストプライス)をしていたということがよくある。
気分良く食事を終えると時刻は午後8時、ようやく空は夕焼けが始まってきている。今夜は旧市街へ出て夜のドブロブニクを撮影することにしよう。 三脚とカメラを持ち出しバスで旧市街へと向かう。 すでに何度も通った路地やメイン通りを中心に撮影する。 三脚に一眼レフカメラをセッティングして撮影する私を観光客が珍しそうに見て通り過ぎてゆく。 撮影を終えたのが午後11時、旧市街のこの時間はそぞろ歩く人達やオープンカフェでくつろぐで観光客で溢れかえっていた。
・・・・・・・・ to be continued
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