当初の予定では、ディングル半島から移動した当日にクロンマクノイズを見学してBIRRに宿泊、夕食は有名なレストランで豪華ディナーを楽しむ、そして翌日にダブリン近郊のニューグレンジ、タラの丘に立ち寄ってからダブリンに入るという計画であった。
しかし突然のアクシデントにより計画変更を余儀なくされたため、クロンマクノイズは翌日になってしまった。
まだ異物感が残り赤く充血した目に痛みを感じながら、車を運転してBIRRからクロンマクノイズを目指す。 道はどんどん細くなってきて風景はどんどん田舎風になってきた。 本当にクロンマクノイズがあるのかなぁと心配になってきたが、田舎の一本道をどんどん進むと突然それは現れた。
クロンマクノイズは初期キリスト教修道院跡で、6世紀に聖キアランが建立した修道院がその起源、歴史的には異文化民族の襲撃を何度も受けて、その度に修復を繰り返してきた「初期キリスト教文化の中心であった重要な文化遺産」である。 高くて丸い「ランドタワー」と立派な十字架である「ハイクロス」の姿が見られる貴重な場所でもある。
ランドタワーは二つが現存しているが、ひとつは先端部分が崩れている。 ハイクロスは3つあるが本物は屋内のビジターセンターに展示されており、屋外のものはレプリカであった。
観光客は、遺跡群の中を自由に散策することができる。 空は快晴で空気が美味しい、遺跡の中をゆっくりと歩きながら、遥か昔に栄えたこの修道院をイメージしてみた。 遺跡から当時の喧騒と静寂が聞こえてくるような気がした。
ダブリンからドライブを始めた初日に訪れた山奥の初期キリスト教会跡のグレンダロッホは、大雨であったこともあり暗い雰囲気だったが、この場所は快晴の空の下美しいシャノン川に沿ってとても明るい雰囲気であり、まったく対照的な印象となった。
クロンマクノイズに別れを告げ、一路ダブリンを目指す。 ニューグレンジ、タラの丘は、この充血した目では運転の負担が大きいと判断し諦めることにした。
高速道路のドライブは快調そのもので、夕方にはダブリンに到着した。 レンタカーをチェックインしてから予約してあったこの旅行で最高クラスのホテルにチェックインした。
・・・・・・・・ to be continued

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