大型で勢力の強い今年最初の台風が四国と本州に上陸し、大災害を撒き散らしながら北上していた梅雨がやっと明けた8月の始め、向かってくる台風から逃げるようにして飛行機は成田空港を飛び立った。 台風はその後一旦は日本海に抜けたが北海道に再び上陸したことを考えると正に間一髪の脱出だったといえる。
快晴のフランクフルト空港、何度もやってくると日本の空港のように目に馴染んでいる。 ワルシャワまでのフライトまで5時間もあるので待合室の隅のソファーで少し仮眠を取る。気がつくと2時間も寝てしまった、相当疲れていたようだ。 元気が少し回復したのでトランスファーセンターで次のフライトのチェックインをすべくカウンターに向かった。
ルフトのトランファーセンターでは「この便はポーランド航空(LOT)の機材を使った共同運航便なのでチェックインは直接出発ロビーのカウンターでして欲しい」と何故か日本語が流暢なドイツ人のお姉さんに説明された。 「でも我々はルフトの便名で予約しているのだからここでチェックインできないのはおかしい」と頑張るが、お姉さんに「ごめんなさい、でも出来ないの」と言われてしかたなく指定された出発ロビーへと向かう。
広い空港をテクテク歩いてやっと指定されたカウンターへ到着、しかし「この便はLOTなのでここではチェックインできない、別のカウンターへ行きなさい」と言われてまたまた空港をうろうろする。 しかしやっと見つけたカウンターはには誰もいなくて電気も消えているぞ。 何度もたらい回しにされて頭にきたのでトランジットでのチェックインはあきらめて、一度出国することにした。
パスポートコントロールをすんなり抜けて出国してからチェックインカウンターでLOTを探す、すぐに見つかり簡単にチェックイン完了。 地下の店をぶらぶらしてから再度出国手続きを行い、空港内に舞い戻ったのだった。 やっと安心していたら搭乗券に書かれており、案内板にも表示されていた搭乗ゲートが出発直前に変更となっており、またまた大変な目にあった。 やっとの思いで乗り込んだポーランド空港の飛行機は何事もなかったようにワルシャワへと飛び立ったのであった。
ワルシャワ空港は小さくて清潔な感じのする空港だった。 「マフィア・タクシー」が多いと聞いていたので緊張しながら安全そうな車を選び乗り込む。 運転手は大丈夫そうな感じのおしさん、でメーターもきちんと倒したので一安心。 ところがホテルへ向かう途中でメーター表示が消えているのを後部座席から発見した。 我々の指摘でメーターを操作するがどういう訳かまたゼロからスタートした、ホテル到着時には運転手はメ−タの数字を無視した金額を要求してきた。 うーんこれは新手のぼったくりかと考えたが、要求金額が表示の消えた時点での数字から考えてそんなに法外とも思えなかったのでそのまま支払った。 ホテルといっても小さなペンションという感じで、4階の部屋までエレベータなしで螺旋階段を登っていくのだった。 いろいろあった一日に疲れ果ててばったりと寝てしまう。
・・・・・・・・ to be continued

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