あーよく寝た。 朝早く目が覚めて、朝のお散歩。 済んだ空気がおいしい。 ホテルで朝食を済ませたが、前日の長距離ドライブとまだ残る時差ぼけを回復すべくまた寝る。 この二度寝ですっかり回復したので、山の頂上にある城跡へと坂道を上っていった。
坂道を上ってゆくと民家もなくなり、大きな石がごろごろする風景となる、更に上ってゆくと頂上には昔の城跡があった。
この城壁から見る景色は・・ とても言葉では説明できない。 360度、どの方角を見ても地平線が見える、見渡す限りの平原で家屋はところどころにしか見えない。 大きな湖が美しく、方角によってははるか彼方に山が見える。 こちらは昨日車でドライブしてきた道が続いている、あちらは多分スペインだ、などと思いながら果てしなく続く広大な風景を十分に楽しんだ。 快晴の空、日差しは強いが乾燥した空気、日陰に入ると風が心地良い。
村に1軒しかないカフェで一休みし、ホテルに戻り昼寝。 昼寝から目覚めるともう夕方、もう一度山頂を目指して歩き出す。
二度目の山頂、夜の7時だというのに強い日差しが眩しい。 ホテルの地図で確認した方角を見ながら、スペイン、昨日車できた道などをと再度確認した。 この村、というかこの山は花崗岩で出来ているとのことで、山頂付近にも大きな岩がごろごろしており非常に不安定な景色だという感じを受ける。 村の家はこれら不安定な岩をうまく利用して建築されており、かなり古い様子を見るとこの地方には地震というものはなかったのではないかと想像した。
この村にはレストランらしきものが見当たらないので、前日に続きポザーダのレストランで夕食、前夜とは違う種類のDAOワインを飲んだが、こちらもマイルドで口当たりがよく美味しい。 ゆっくりと夕食を味わい、やっと午後10時になった、この時間になりようやく外が暗くなってきたので星を見に山をまた登る。
こんな満天の星は日本ではとても見られない、感動。 山の中腹に座り星を見ていると、吹く風は爽やかで日中の暑さが嘘のようだ。 風の音しかしない、下界の明かりもほとんどない真っ暗な風景、モンサントには山の精が住んでいるような気がしてくるのであった。
気温がどんどん下がり、風が肌に冷たくなってきたので村へ戻る、カフェの前には村人たちが大勢座って話し込んでいる。 我々を珍しそうに眺めているのだが、いったいこの人たちは昼間はどこにいるんだろうと思うほどの人数だ。 子供達も夜遅い時間だというのにはりきって遊んでいる。
・・・・・・・・ to be continued

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