3拍したホテルをチェックアウトする。日本から持参した「うちわ」をオーナーにあげたらとても喜んでくれて、お返しに店の赤ワインを1本くれた。
このワイン、毎晩飲んだけれどとても美味しかったのでうれしい。 オーナーから、「君のスペイン語はとても上手」と言われて(セールストークとわかっていても)少し嬉しかったりする。
このホテルは満足度が高かった、ハーフボードで夕食メニューは日替わりで第1の皿/第2の皿それぞれ5つから選ぶのだが、どれを選んでも美味しい。ワインは地元アラゴンのもので赤も白も口当たりが良くて美味しい。
レストランでは英語のメニューがなく、我々のためだけに毎晩英語メニューを作ってくれたのだった。なんせ、日本人の宿泊客は我々が初めてだったというから・・・
オーナーも、従業員も皆さんフレンドリーで感じが良い。 総合的にコスパがとても良いホテルだった。
でも、オーナーは我々がまさか3連泊しながらすぐ横の有名な国立公園へは行かなかったことを知らないだろうな、と思うとおかしくなってしまった。
さて、この日は移動日なのだが途中のロアーレ城 (Castillo de Loarre) へ寄り道する予定なのだ。
昼過ぎのBrotoには多くの人がいた、路上駐車はぎっしりで駐車場もこの日は満車だ。ここはナショナルパークハイキングの拠点なんだけど平日にどうしてこんなに人が多いのかなぁ、夏のバカンスに入っているのかな、週末はものすごい人が出てくるのかなぁ、などと思った。
3泊したのでこの山道にも慣れてしまった、山道を余裕で下りT字路を右に曲がり、すっかり慣れたハイウェイを東に向かって快適に走りながらロアーレ城を目指す。
ハイウェイを途中で降りると田舎の道になる。車の姿が見えない道をのんびりと走っていると、遠くの山の中腹に小さく城のようのものが見えてきた、あれがロアーレ城かな?
道は城に向かって伸びていて城がどんどん大きく見えてくる。 すると「右折でロアーレ上まで4km」の標識が出てきた、やはりあの城が目指すロアーレ城らしい。
城の駐車場は森の中だった、駐車場からは城が見えない。 前日のアルケサールを思い出して少し不安になるのだった。
ところが、この駐車場には「お城はこちら」という標識があったので迷うことなく森の中を少し歩くだけでお城に着くことができた。丘にぽつんと建っている建物でチケットを買ってから城に向かって歩き出す。
ロアーレ城、山の中腹にどっしりと佇む悠々とした姿は迫力満点。 この城は全体の保存状態が良くて当時の姿そのままを見ることができた。
このお城から見るアラゴン平原の景色は、まさに「絶景」。走ってきた道が眼下に見える。いつまでもこの景色を見ていたいと思った。
ロアーレ城とアラゴン平原の絶景を堪能して本日の予定は終了。 カーナビは無視して地図で山道回避のルートを考えてから今夜の宿泊地である Sos del Rey Católico を目指す。
一般道を北上しハイウェイに入り西へと進む。湖の近くでハイウェイから降りて一般道を今度は南に向かう。 ちょっと遠回りしたがカーナビが案内する山道ルートの回避に成功し、無事にSos del Rey Católico に到着した。
・・・・・・・・ to be continued

バスク と アラゴン に戻る
ご意見は hiro500@letters.jp まで
Copyright (C) "HIRO" 1997-2018
|